01.18
    Mon


    きのうは「今月今夜の月の日」でした。この日の夜が曇り空になることを「貫一曇り」と言い、熱海ではこの日に「尾崎紅葉祭」が行われるそうです。
    『金色夜叉』。
    間貫一の許婚であるお宮は、結婚を間近にして、目先の金に目が眩んだ親によって無理やり富豪の富山唯継のところへ嫁がされました。それに激怒した貫一は熱海で宮を問い詰めますが、宮は本心を明かしませんでした。
    宮を蹴り飛ばし、貫一が言い放った言葉は...
    「吁(ああ)、宮(みい)さん、かうして二人が一処に居るのも今夜ぎりだ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜ぎり、僕がお前に物を言ふのも今夜ぎりだよ。一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。来年の今月今夜は、貫一は何処でこの月を見るのだか! 再来年の今月今夜... 十年後の今月今夜... 一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! 可いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから、月が... 月が... 月が... 曇つたらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のやうに泣いてゐると思つてくれ」

    貫一は復讐のために高利貸しになりました。お宮も幸せに暮らせずにいました。こんなに恨まれてしまっては、幸せになどなれるはずもなく。
    やがて、貫一はお金を捨ててお宮と再会しますが... 作者の死によりラストを見ることは出来ません。

    さくやから関東は雪が降っていまして、あさ起きてカーテンを開けると白い世界が広がっていました。
    貫一はことしの今月今夜の月の日も、涙を流し、さらには心を冷たくしていたのだろうと思います。

    雪に弱い都心は大混乱です。
    これからお出かけのみなさん、足元に充分注意して事故のないようにお気を付け下さいね。

    雪は雨に変わり、積もった雪も雨に濡れてどんどん融けていきます。
    お庭で、雪に凍えながらも、背筋を伸ばし生きようとする緑に、きょうを頑張る力をもらいました。


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    最後まで読んで下さってありがとう。Thank you in the future.

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